部品トレーの材質を選びたい方へ、ジャパン・プラスはA-PET・PS(N)・PP(N)などの一般的な材質と、導電性PS(オーダートレイのみ)・帯電防止A-PET・バイオPETなどの特殊な材質の組み合わせをご提供しています。

「どの材質を選べばいいのか分からない」そんな声をいただくことがあります。
材質選びで迷われるお客さまには、複数素材のサンプルを持参し、実物の質感や特性を見比べていただくようご案内しています。
オーバースペックな材質選定でコストが上がるケースを避けるためにも、ヒアリングの段階で、ご使用環境や工程についてうかがいながら一緒に絞り込んでまいります。
| 基材 | 機能グレード | 透明性 | 耐薬品性 | 耐熱性 | 静電気対策 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| A-PET | 標準 | 高 | 中 | 中 | なし | 目視検査・細部確認が必要な部品 |
| PS(N) | 標準 | 中 | 中 | 中 | なし | 一般部品の搬送・保管 |
| PP(N) | 標準 | 低 | 高 | 高 | なし | 洗浄工程・薬品に接する環境 |
| A-PET | 導電性 | 低 | 中 | 中 | 10⁶Ω以下 | 静電気を速やかに逃がしたい電子部品・ESD対策 |
| PS | 導電性 | 低(黒色) | 中 | 中 | 10³〜10⁵Ω | 静電気を速やかに逃がしたい電子部品・ESD対策 |
| A-PET | 帯電防止 | 中 | 高 | 高 | 10⁹〜10¹¹Ω | 静電気の発生を抑え、塵・埃の混入を防ぎたい製品 |
| PP | 帯電防止 | 低 | 高 | 高 | 10¹²Ω | 静電気の発生を抑え、塵・埃の混入を防ぎたい製品 |
| A-PET | バイオ | 高 | 中 | 中 | なし | 環境配慮・グリーン調達 |
PP(N)は耐薬品性・耐油性・耐熱性に優れ、洗浄工程や薬品接触を伴う環境向きです。一般的なA-PETやPS(N)に比べ、薬品による化学的劣化を抑えられます。電子部品の洗浄工程や自動車部品、医療関連部品でも選ばれています。
A-PETは透明性が高く、部品をトレーに載せたまま全数を見渡せます。わざわざ取り出さずに検査や外観確認ができるので、検査の工数をぐっと抑えられます。透明性と強度のバランスにも優れ、一般的な標準素材として広く使われています。
PS(N)は加工性とコストのバランスに優れ、一般的な部品搬送・保管用途で選ばれやすい材質。特殊要件がない部品や、大量に使用する汎用トレーに適しています。
導電性PSと帯電防止A-PETのどちらが適するかは、静電気に対する要求の高さで判断します。プリント基板やICチップなど静電気で破損しやすい部品には、ESD対策として表面抵抗値が低い導電性PSが向いています。一方、静電気の発生そのものを抑えたい場面で選ばれるのは帯電防止A-PETです。
バイオPETは植物由来原料を一部使用したPETで、グリーン調達基準への対応やCSR文脈で選ばれる材質です。A-PETと同等の透明性と強度を保ちながら、CO2排出量を抑えられます。
材質を選定する流れは以下のとおりです。
Step 01
安全面、作業性、コストなど、どの項目を重視するのかによって選定基準が変わります。
Step 02
強度が必要ならA-PET、耐油性が必要ならPP(N)など、特性を知ることで材質選定をしやすくなります。まずはどのような特性が必要なのか確認しましょう。
Step 03
静電気リスクの低い部品に導電性PS(オーダートレイのみ取り扱い)を選ぶと、コストが上がるだけで効果が見合わないケースがあります。要件レベルに合わせた選定がコスト増を防ぎます。
Step 04
複数部品で同じ使用環境なら、同じ材質に統一することで品番数と在庫コストを押さえられます。弊社の規格トレーを活用した共通化が効果的です。
Step 05
プラスチックトレイのため、経時変化により破損しやすくなります。また、帯電防止A-PETは使用期間により性能が変化することも。長期ローテーションで使う場合は、交換サイクルをあらかじめ決めておくと品質を保てます。
用途と要件に応じた材質をご提案します。
お電話でのお問い合わせ TEL:03-3912-5131(平日8:00~17:00)